食中毒になった話

 苦労話ついでに今後食中毒にあわれた方の役に立てばと思い公開。
 

 三月某日。知人と鳥刺しを食べたところ、二日ほどしてから発熱、下痢、腹痛が始まったのが事の発端。あまり連絡を取り合う間柄でもなかったため、その二日後に鳥刺しを口にしたほぼ全員が同様の症状が出て居ることが判明し、更に数日後保健所に連絡する運びとなりました。

 

・食中毒かな?と思ったら

 

 食中毒について調べると「食中毒と疑わしい場合、病院から保健所に連絡が入る」と書いてある記事が多いのですが、医師からの通報は正直当てにしない方が良いです。食中毒と断定するためには検便等により菌を検出する必要があるため、患者一人が疑わしいだけでは通報してもらえないからです。

 実際私は腹痛が始まってから2日後に病院に行ったのですが、数分の診察後ただの食当たりとして診断され、鎮痛剤と胃腸薬を貰うだけで終わりました。

 

 保健所は医師からの通報だけでなく個人の通報でも動いてくれます。(ここが盲点でした。危うく泣き寝入りするところだった...)

 保健所の対応はとても親切かつ迅速で、連絡した日の晩にはポストに検便キットが届き、翌朝には食事をしたお店のメニューが渡されるという神対応っぷでした。(地域により対応に差がありそうですが)

 

・保健所の対応あれこれ

 保健所に電話してからの流れですが、まず一緒に食事した人のフルネーム、ふりがな、性別、症状の有無、住所、電話番号をまとめたものが要求されます。エクセル等で作成して送りましょう。

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実際に作成したリスト

 ここで送った電話番号宛に個別の電話調査がくるため、余力があれば電話を取ることができる時間帯等も記載しておくと保健所も助かると思います。

 個別の電話調査では症状が発生する前後1週間ほどの外食の有無とメンバーについて聞かれます。覚えている範囲で大丈夫ですので正直に答えましょう。

 

 その後検便キットが届けられます。検便の採取方法はこちらを参考にしました。

www.toholab.co.jp

 

 翌朝、検便が回収されたタイミングで食事をしたお店のメニューが渡されました。本来なら食べたものにチェックを入れて後ほど回収の予定だったみのですが、お昼頃に電話があり、口頭での調査となりました。渡されたメニューを見ながら覚えている範囲で何を食べたか答えましょう。メンバーの負担を減らすため、「これらのメニューは全員でシェアしたため改めて他の人に聞く必要はありません。」と言ってみましたが、効果があったかはわかりません。

 

 3日後、検査の結果全員からカンピロバクターが検出され正式に食中毒事件として扱われることになりました。そもそも保健所に連絡したのが発症から5日ほど後だったため、半ばあきらめていたのですが、完治した方からも検出されたのが驚きでした。

 「もうかなり時間が経ったし遅いかも…」と思ってもあきらめず保健所に電話をしましょう!

 

・最後に

 食中毒かなと思ったらまず病院に行きましょう!本当に食中毒だった場合、医療費は実損として請求できるうえ、通院履歴が慰謝料の基準になります。(詳しくは後編で)

 保健所に通報すると、検便、電話調査等メンバーに協力してもらうことが多々あります。通報するときはあらかじめメンバーの了承をとってからにしましょう。

 

 生モノ、ダメ、ゼッタイ。

 

 ぱぴこ!

 

 

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